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ファミマ&ローソン競合2社が共同輸送開始 宮城拠点⇒東北各地へ「ドライバー不足への対応」

2024年4月11日 19:04
ファミマ&ローソン競合2社が共同輸送開始 宮城拠点⇒東北各地へ「ドライバー不足への対応」

11日から共同輸送を始めたのはファミリーマートとローソン。

宮城県多賀城市にあるファミリーマートの物流拠点では秋田に向かうトラックに冷凍食品を積み込んだ。

空いているスペースには途中、岩手でローソンの商品を積み込む

空いているスペースには、途中の岩手でローソンの商品を積みこむことになる。
これまで冷凍食品について、ファミリーマートは多賀城から秋田に。ローソンは物流拠点がある岩手盛岡から秋田にそれぞれ輸送してきた。

11日からの共同輸送では多賀城でファミリーマートの商品を積んだトラックは途中の盛岡でローソンの商品を積み合わせ、秋田まで運ぶことになった。

トラック2台⇒1台共同輸送のメリット

トラック2台が1台になることで、ドライバー不足を解消できるほか120キロメートル分の輸送コストを削減できるという。
物流・運送業界ではいわゆる2024年問題として今月からドライバーの時間外労働の上限規制が適用されるなど輸送能力が不足することが懸念されている。

ファミリーマート広報部 吉澤智さん
「社会のインフラとしての役割を担うコンビニとして商品を安定して供給するために物流の維持は重要。ドライバー不足への対応 コスト削減 CO2排出量削減に取り組んでいく」

両社による共同輸送は商品の量が比較的安定する春と秋のシーズンでトラックに空きスペースがある場合に限り週半分程度のペースで行う予定で今後、他のエリアにも広げたい考え。