「医師の働き方改革」で入院停止の病院 来月再開へ 夜間の当直体制が…<宮城県>
医師不足から入院の受け入れを停止していた宮城県石巻市の牡鹿病院は、応援の医師の確保の見通しが立ったとして5月7日から入院を再開すると発表した。
石巻市鮎川浜の牡鹿病院は25の入院病床があり、3月まで13人の入院患者を受け入れていたが、3月中旬頃に夜間の当直で医師の応援を受けていた一部の医療機関から「4月から医師の派遣は難しい」と連絡があり、当直体制が維持できなくなったため4月から入院患者の受け入れを停止していた。
4月から始まった「医師の働き方改革」による時間外労働の上限規制などが影響したとみられている。
牡鹿病院ではその後当直の医師について医療機関から協力を得られる見通しが立ったとして5月7日から入院患者の受け入れを再開すると発表した。
当時入院していた患者の一部は石巻市立病院へ転院していて、今後牡鹿病院へ移るなど調整しているという。