江戸時代のお花見はどうだった?屏風には酔っ払いや屋台「今と同じような花見の様子」
午前9時頃けさ宮城野区の榴岡公園。
白壁里沙子アナウンサー
「本降りの雨そして強い風。こちらのシダレザクラも雨の重みでいつもに増して垂れ下がり、サクラにとって試練の雨となっています」
連日賑いを見せていた花見会場も人の姿はほとんどなくがらんとしていた。
サクラの名所「榴岡公園」は江戸時代に多くのシダレザクラが植えられたことが始まりとされ以来、市民に親しまれている。
この花見の季節に合わせて敷地内にある仙台市歴史民俗資料館では江戸時代以降の花見の様子を紹介する展示が行われている。
赤い敷物の上で舞妓の芸を楽しむ商人たちや酔っ払って肩を組みながら歩く若者の姿、団子や魚の串焼きなどを売っていたという屋台などが描かれている。
白壁里沙子アナウンサー
「こちらは、木でできたお弁当箱です。持ち運べるように上の方には取っ手がついています。当時の人は、いなりずしや魚の煮付けをお花見で食べていたそうです」
また酒燗器という炭を使って酒を温める道具なども展示されていて当時の宴の様子を垣間見ることができる。
仙台市歴史民俗資料館 畑井洋樹 学芸室長
「昔はなんとなく今と繋がらない違う世界のように思いますが、全くそうではなくて今と同じような花見の様子、花を見ながらおいしいものを食べてお酒を飲むという様子が繰り広げられていたことが分かると思います」
戦前の榴岡公園の様子も展示
この展示は今月21日まで行われている。