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参加者が熱中症に「大規模損壊訓練を中断」11月頃の再稼働予定に変更なし<東北電力・女川原発2号機>

2024年8月9日 12:01
 参加者が熱中症に「大規模損壊訓練を中断」11月頃の再稼働予定に変更なし<東北電力・女川原発2号機>

東北電力によると、訓練が中断したのは8日。女川原発2号機の再稼働に向けて原子炉に核燃料を入れる前に必要な「大規模損壊訓練」を行っていたところ、参加していた東北電力の社員と、協力会社の従業員2人の計3人が体調不良を訴えた。診察の結果、東北電力の社員が熱中症。協力会社の社員2人が脱水症で、東北電力はこの日の「大規模損壊訓練」を中断したという。

3人はそれぞれ、放射線防護の装備をしながら屋外で訓練に参加していて、訓練中には休憩時間や水分補給の時間を設けられていた。

「大規模損壊訓練」は、再稼働前に実施する必須条件の1つで、東北電力は訓練の実施については、原子力規制庁と相談しながら検討するとしている。また、11月頃を予定する再稼働については変更予定はないという。