全国トマト選手権最高金賞!美味しさの秘訣は「ストレス」?
全国トマト選手権で大崎市の農家が最高金賞に輝いた。
そのトマトを栽培するのは、大崎市岩出山の農家佐藤喜則さん。
その美味しさの秘訣は「ストレスを与える」ことだという。
通常は200gを超える大玉の品種を与える水を減らすことで100g前後の大きさに抑えながら通常の倍の時間をかけてじっくり栽培する。
収穫量は減るが、濃厚さがこだわりだ。
農家 佐藤喜則さん
「ギリギリまで水を絞って、トマトの木にストレスを与えて、トマトの栄養分が全部、実に向かうようにそういう栽培方法をしています。」
先月行われた日本野菜ソムリエ協会主催の全国トマト選手権。
佐藤さんが栽培した「まやまのニコニコフルーツトマト」は初挑戦ながらも100グラム以上のラージ部門で35品がエントリーする中、最高金賞に選ばれた。
審査員からは濃厚で甘い香りと完熟したうまみ、しっかりとした果肉で高級感があるとの評価だった。
大崎市への報告会では伊藤市長もその味に太鼓判を押した。
大崎市 伊藤康志市長
「口の中に入った瞬間にふわっと甘さが広がって、とても美味しさを感じました」
農家 佐藤喜則さん
「直売所などで会った時にファンですとか美味しいなと言ってもらえることが一番うれしいので、そういうトマトをつくっていけたらなと思っています」
受賞後には注文が1.5倍に増えたという最高金賞のトマトは地元の道の駅やスーパーなどで販売されている。