<想定は”大規模地震と大雨特別警報”>自衛隊が自治体と連携して行う大規模災害訓練 ”新型コロナ”で6年ぶりに実施
新型コロナの影響で6年ぶりの実施となる。
自衛隊が、東北の自治体と連携して行う大規模災害訓練が、15日から始まった。
この訓練は、自衛隊が中心となって、東北地方の71自治体と病院など53の関係機関が実施するもので、新型コロナの影響で6年ぶりの開催だ。
15日は、岩手県沖でマグニチュード9.1の地震が発生したうえで、日本海側では特別警報が出される大雨に見舞われるという想定で進められた。
駐屯地内の体育館では、自衛隊が各自治体の被害状況を確認して部隊を派遣する流れや、自治体の災害対策本部と連携して避難所をつくる手順などを確認した。
陸上自衛隊・山田篤防衛部長
「各自治体・関係機関が参加しているので、お互いの能力・強みを知ることができる。今後この地域で(災害が)起きたときに、今回の訓練で築いたものを発揮して適切に対処できると考えている」
訓練は11月24日まで東北各地で行われ、のべ3400人が参加する予定だ。