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【国の「登録有形文化財」へ】100年前に建てられた登米市「津島神社」の拝殿など5つの建物(宮城)

2023年11月24日 19:45
【国の「登録有形文化財」へ】100年前に建てられた登米市「津島神社」の拝殿など5つの建物(宮城)

100年前に建てられた宮城・登米市「津島神社」の拝殿など、5つの建物が国の「登録有形文化財」となる見通しだ。

国の登録有形文化財となるのは、登米市迫町にある「津島神社」の拝殿や本殿、神輿殿の3つの建物。

ちょうど100年前の大正12年に建てられた拝殿は、東北を代表する彫物師「石井寅正」が施した精密な彫刻が建物全体に残っていることなどが評価された。

津島神社 遠藤論宮司「歴史的なことをより深く感じていただきながら、よりご参拝に来ていただけたらと思っております」

また、石巻市の2つの旧家も、国の登録有形文化財になる。

このうち、大正4年に建てられた「旧鈴木家」は石巻市桃生町で米蔵として使われてきたが、2022年11月に石巻市北上町に移築され現在はカフェレストランとして利用されている。

当時活躍した大工集団「気仙大工」が手掛けた建物で、屋根はスレートぶき、壁は板壁で、屋根の妻飾りには緻密な彫刻が施されている。

移築に携わった猪又直己さん「寺社仏閣にあるようなデザイン が、こういった民間の板倉にも取り入れられているのがこの地域の特徴です」

今回の5件は、今後 官報告示で正式決定され、宮城県内の登録有形文化財は合わせて210件となる。