能登半島地震の被災者に車を無償で貸し出す支援を行う日本カーシェアリング協会に、29日 仙台市内で廃車予定の車が引き渡された。

廃車予定の車を寄付したのは、仙台市泉区に住む髙橋純子さん。

6年ほど乗った車が車検切れとなり、今回 手放すことを決めた。

廃車予定の車を寄付した髙橋純子さん
「本当にうれしいです。鉄くずみたいになるよりはどこかで役に立ってもらうというのが」

日本カーシェアリング協会は、東日本大震災後に石巻市に設立された団体で、能登半島地震の被災者に28日までにのべ529台の車を無償で貸し出している。

寄付された車はリサイクルされ、使用できる部品を売却し協会への寄付金となる。

寄付金は、貸し出す車の燃料費や維持費などに活用される。

日本カーシェアリング協会・石渡賢大事業部長
「まだまだ車の支援が被災地に求められているということを、強く感じています」

協会は、2月末までに800万円を目標に資金を集めようと、廃車する車や不要な車の寄付を呼びかけている。