【秋サケの密漁を防ごう】気仙沼市・大川でパトロール(宮城)
秋サケの密漁を防ごうと、宮城・気仙沼市の大川でパトロールが行われた。
「県知事の許可を受けなければ、川に上ったサケを獲ることができません」
9日、気仙沼市の広報車が市内を流れる大川を巡回し、秋サケの密漁防止を呼びかけた。
このパトロールは、気仙沼市と地元の警察や漁業生産組合が毎年行っているもので、腹を割かれて卵を取り出されたサケなど密漁の痕跡がないか確認した。
水産資源保護法や県の漁業調整規則により、知事の許可がなければ川でサケを獲ることは禁止されている。
気仙沼市水産課・熊谷亮さん「規則を住民の方に広く知ってもらって、密漁を事前に防止できればと思っております」
気仙沼市によると、10月末現在 大川での捕獲数は289匹で去年の同時期の3割ほどに留まっている。
関係機関は、水産資源を守るため密漁の取り締まりを強化している。