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【最高裁が統一判断へ】旧優生保護法訴訟「憲法違反の判断に期待」<弁護団>

2023年11月2日 19:27
【最高裁が統一判断へ】旧優生保護法訴訟「憲法違反の判断に期待」<弁護団>

各地で旧優生保護法のもとで不妊手術を強いられた人たちが「憲法違反」などとして、国へ賠償請求を求めて裁判が行われている。その中で、弁護団によると、6月に仙台高裁で行われた「原告側が敗訴して上告している裁判」を含む5件の裁判について、最高裁判所から「大法廷で統一判断」すると連絡があったという。
一般的に、最高裁で上告が受理された訴訟の多くは小法廷で審理されるが、“憲法判断”や“判例変更”などの場合は裁判官15人全員で判断する大法廷での審理となる。
これを受け弁護団は東京で会見を開き、「憲法違反」として国の責任を認める判断に期待を寄せていることを明らかにした。

<新里 宏二 弁護士>
「大法廷に回付されたということは違憲の判断をするということではないか」

弁護団はこれまでの判例から、統一判断が示されるのは来年になるのではないかとみている。