24日夜、宮城県南三陸町で木造2階建ての住宅1棟が全焼する火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察が身元の特定を急いでいます。

火事があったのは、宮城県南三陸町志津川天王山（てんのうさん）の無職の男性（90）の住宅です。

警察と消防によりますと、24日午後8時15分頃、通行人から「建物が燃えている」と119番通報があったということです。

消防がポンプ車など9台を出し、火は約3時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟が全焼し、焼け跡から身元のわからない1人の遺体が見つかりました。

この家の男性（90）は家におらず無事で、同居していた男性の息子（60）は顔にやけどをして病院に運ばれましたが、命に別条はないということです。

男性（90）はこの家で妻と息子の3人で暮らしていたとみられますが、火事の後、男性の妻と連絡が取れていないということで、警察は遺体が男性の妻の可能性もあるとみて、身元の特定を急いでいます。

現場は南三陸町役場北側の住宅地で、警察と消防は25日に見分を行い、詳しい出火原因を調べるということです。