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【もしクマに出会ってしまったら?】クマの目撃情報相次ぐ 被害の情報はなし<宮城>

2024年5月30日 9:29
【もしクマに出会ってしまったら?】クマの目撃情報相次ぐ 被害の情報はなし<宮城>

 昨夜からけさにかけて、宮城県内ではクマの目撃情報が相次いだ。いずれも人的被害の情報はないが、各警察で注意を呼び掛けている。

 29日午後6時頃 宮城県名取市相互台4丁目の「みはらし公園」で、散歩中の人が公園内の木に登っていた体長約1メートルのクマを目撃。警察が到着した際にはクマの姿はなかったとのこと。

 29日午後7時10分頃 宮城県大崎市三本木斉田桜舘地内の県道156号線(小野田三本木線)で、車の運転手が体長約1メートルのクマを目撃。県道を横切り南方向に逃げたとのこと。

 29日午後8時40分頃 仙台市泉区福岡岳山(だけやま)地内の県道223号線(泉ヶ岳公園線)沿いにある仙台市泉区除雪ステーション付近で、車の運転手が体長約1メートルの子グマ2頭を目撃。南側の山林に逃げたとのこと。

 29日午後10時55分頃 仙台市泉区南中山5丁目地内の市道で車の運転手が体長約1.5メートルのクマを目撃。目撃者によるとクマはゴルフ場から市道を横切り聖和学園短期大学の方向へ向かったとのこと。

 30日午前5時30分頃 宮城県登米市登米町寺池道場地内の県道257号線(河南登米線)で、犬の散歩中だった人が体長0.5メートルの子グマを目撃。県道沿いにある北上川の河川敷方向へ向かったとのこと。

県のHPによると、
■クマに会わないためには
①目撃等情報に注意②複数人数で入山したり、クマ鈴やラジオを携帯して音を鳴らす③クマの活動時間帯である朝夕・黎明薄暮時のほかクマの注意力が散漫になる霧や風のある気象状況や沢沿いに注意④ゴミ等は放置せず、持ち帰る⑤クマの痕跡をみつけたら、その場を離れる

■万一クマに会ってしまったら
①そっと立ち去る②騒がない③そっと後ろに下がる④子グマでも絶対に近寄らない

■もし、クマが攻撃してきたら
①腹這いになり、両手で首の後ろをガードするなど抵抗しない(身を守る)。クマの攻撃は、多くは最初の一撃で終わり、その後、人間から離れていく。②クマ撃退用スプレーを使用する(ただし過信せず、まずクマと出会わないことが大事)