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【ダッシュで高さ20メートル駆け上がる!】地元高校生が「津波避難」の大切さ学ぶ(宮城・南三陸町)

2023年10月6日 19:52
【ダッシュで高さ20メートル駆け上がる!】地元高校生が「津波避難」の大切さ学ぶ(宮城・南三陸町)

高さ20メートルの丘へダッシュで駆け上がる。

宮城・南三陸町の復興祈念公園で、地元の高校生が津波避難の大切さを学ぶ防災ワークショップが行われた。

6日の防災ワークショップは、南三陸高校1年生に防災を考えるきっかけにしてほしいと、地元の町づくり協議会などが開催した。

公園は、震災の記憶と教訓を次世代へと伝えようと整備されたもので、町の職員など43人が犠牲となった旧防災対策庁舎を上回る高さ20メートルの「祈りの丘」がある。

生徒たちは、頂上まで続く階段をダッシュで駆け上がり、津波避難の大切さを体験を通して学んでいた。

生徒たちが座ったベンチ。開けると、中にテントや毛布などが備蓄されている。

「祈りの丘」は、津波発生時の緊急避難場所にもなっていて、生徒たちは非常食も備蓄されていることも確認していた。

南三陸高校1年生「震災の時は3歳だったか ら、ほとんど何も覚えてなかったけど、ここに来てどのくらいの時間で津波が来たかとかどのく らいの高さまで避難すれば良いかとか、用意されている備品と かも知れたので、良い機会になったと思います」

南三陸高校では、今年度から生徒の全国募集を始めていて、6日は県外出身の生徒達も防災について学びを深めていた。