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【全国的にエンジニア不足】「半導体産業」の人材育成研修会 東北大学が貸し出した施設で開催(宮城・仙台市)

2023年12月21日 21:15
【全国的にエンジニア不足】「半導体産業」の人材育成研修会 東北大学が貸し出した施設で開催(宮城・仙台市)

宮城県内に進出を決めた「台湾の企業」は、「半導体産業」。

全国的にエンジニア不足が課題となる中、東北大学の施設を使った人材育成の研修会が開かれた。

研修は、東北大学が企業の研究や研修に貸し出す施設で行われた。

会場では、精密機械を扱うため紫外線をカットする照明が使われ、参加者はほこりなどがつかない作業服を身に着ける。

これは、人手不足が課題となっている「半導体産業」のエンジニア育成を目指して、人材派遣会社が企画したもの。

東北大学で技術指導を行う研究員が、「半導体」の基板の元となるシリコン製の板の加工作業を披露した。

参加した派遣社員は、専門の機械を使いながら「半導体」加工の精密な作業を学び、今後希望する求人があればこの分野への就職を目指すという。

参加者「もし今後宮城県で大々的に半導体関係の工場が立つのであれば、そういった仕事に関われれば良いなと思って参加させていただきました」

主催した人材派遣会社「スタッフサービス・エンジニアリング」北海道・東北ブロック・河原良太朗マネージャー「まずは、きっかけとして半導体ってどういうものなんだろうとか、半導体の業界に行くのにどんなステップがあるんだろうというのを少しでも体験してもらう体感してもらう。これが非常に大事かなと思っています」

県内では、台湾の半導体製造大手「PSMC」の工場が大衡村に進出を予定するなど、今後も「半導体産業」の求人が伸びると見込まれ、人材派遣会社では今後もエンジニア育成の研修会を続けていくとしている。