「センキョ割」を提案したのは、宮城大学地域資源マネジメント研究室の3年生4人。「センキョ割」とは、宮城県議会議員選挙の期間中に投票所で「投票所来場カード」を配布し、それを持って飲食店に行くと割引サービスや特典が受けられるというもの。
狙いは「投票率の向上」と「地域活性化」。県内70店舗を目標に「センキョ割」の協力店を集める予定。去年7月の参院選では宮城県多賀城市で実施した実績がある。

＜提案した　宮城大学3年生＞
「投票に行かなければ政治は何も変わらないと思うので、そういう若者たちが〝センキョ割〟で割引されるならとか、何かサービスが受けられるならというきっかけで投票に行ってくれたら」

【前回投票率は「過去最低」・・・〝センキョ割〟を実施へ】

前回2019年は「34.80％」と、過去最低の投票率だった宮城県議会議員選挙。学生から提案を受けた県は、実施に向けて急ぎ準備を進める方針。「投票所来場カード」は県内の各自治体が投票所で配布できるよう体制を整えるという。
宮城県議選は「今月13日に告示」「22日に投票」が行われる。今回は4つの選挙区で定数が変わり、石巻・牡鹿と気仙沼・本吉で「1人減」。富谷・黒川と宮城が「1人増」となる。