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【「東日本大震災」から12年10か月】慰霊に訪れた遺族 「能登半島地震」被災地に思い寄せる(宮城)

2024年1月11日 16:28
【「東日本大震災」から12年10か月】慰霊に訪れた遺族 「能登半島地震」被災地に思い寄せる(宮城)
「東日本大震災」から、1月11日で12年10か月。

宮城県内の慰霊に訪れた遺族からは、「能登半島地震」の被災地に思いを寄せる声が聞かれた。
    
宮城・南三陸町の旧防災対策庁舎は、大震災で高さ15.5メートルの津波が襲い、職員など43人が犠牲になった。

月命日の11日、この場所で町の職員だった息子を亡くした男性が訪れ、祈りを捧げていた。

そして、「能登半島地震」の被災地に思いを寄せていた。

南三陸町の男性(町職員だった息子が震災で犠牲)「こちらより低い津波ではあったんでしょうけど、あれだけの被害が出るということを、改めて感じました。我々もこうして13年経って、やっと復興復旧しましたんで、年月はかかるかと思いますけれど、少しでも早く気持ちの整理も含めて復興復旧していただければと思います」

また、11日は県外から訪れ追悼する人たちの姿も見られた。

三重県から訪れた男性「被災した方々に早く復旧できるようにお祈りしますし、募金等そういったところから協力できたらと思っています」

宮城県によると、「東日本大震災」での県内の死者は1万571人、行方不明者は1215人となっている(去年9月末現在)。