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<新米>19日から一斉販売…しかし"3割"以上値上がり 「思い切って2袋買った」「高すぎる…」(宮城)

2024年9月19日 18:41
<新米>19日から一斉販売…しかし"3割"以上値上がり 「思い切って2袋買った」「高すぎる…」(宮城)

宮城県内のJAグループが取り扱う新米の店頭販売が、19日から一斉に始まった。
しかし、価格は去年と比べて3割以上高くなっている。

19日、仙台市内のみやぎ生協の店舗ではJAグループの関係者なども参加して、新米の販売開始を祝うセレモニーが行われた。

アナウンス
「本日は待ちに待った新米の発売日となっております」

JAグループが取り扱う宮城米の販売は、19日が初日。
訪れた客に新米のおにぎりが振舞われ、店頭では早速買い求める人の姿が見られた。

買い物客
「新米が早く出てきたので、非常にうれしいですね。きょう思い切って2袋買いました。待ちに待った!」

一方、価格は去年と比べ3割以上高くなっている。

みやぎ生協の『宮城県産ひとめぼれ』を、販売初日の価格で比較すると、去年5キロで2138円だったが今年は700円以値上がりし2894円。

10キロは、去年4190円だったが今年は5702円となっている。

買い物客
「高すぎる。(価格が)上がりすぎ」

JA全農みやぎでは、今年 肥料や農業機械の燃料代など生産コストの高止まりを踏まえ、新米の集荷の際に農家に対して支払う「概算金」を『県産ひとめぼれ』で4割近く引き上げていて、これが店頭価格にも反映された形だ。

コープ東北サンネット事業連合・店舗商品本部 バイヤー高橋透さん
「生産者にとっては、生産費を上回る値段に今年やっとなったかなという状況。今までは作っても作っても赤字という状況が続いてきていたので」

今後は、『ササニシキ』や『だて正夢』などの新米も順次販売が開始される。

最終更新日:2024年9月19日 18:41