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【Bプレミアへ】バスケ「仙台89ERS」不動産コンサルが資本参画〝経営強化で日本一へ〟

2023年11月10日 21:05
【Bプレミアへ】バスケ「仙台89ERS」不動産コンサルが資本参画〝経営強化で日本一へ〟
仙台89ERS「Bプレミア」へ経営強化
10日、仙台市内のホテルで行われた新体制の発表会見。

<柳瀬キャスター>
「ここまで地域クラブとして歩んできた89ERSですが、3年後にスタートする新リーグ参入に向けて、このあと経営体制の大幅な変更が発表される見込みです」

新たに経営に参画したのは不動産コンサル業の「霞ヶ関キャピタル(本社・東京)」。10日までに89ERSの株式の約8割を取得し、取締役2人を送り込んで89ERSの親会社となることが発表された。

仙台89ERS 志村 雄彦 社長>
「Bリーグ、そして日本のバスケットボール界は大きな変革期を迎えております。我々運営会社の組織を強くしていかなければ、目標のBプレミア、その先にある日本一に到達できないと思い、霞ヶ関キャピタル様と一緒になることになりました」

【バスケ新リーグ「Bプレミア」とは】

プロバスケットボールBリーグは2026年シーズンから「Bプレミア」をトップとする3部制に移行。「Bプレミア」は最大18チームで3年後の開幕を迎える予定となっている。しかし、参入条件はホームの平均入場者数4000人以上/売上高12億円以上など厳しく、昨年度の売り上げが7億円あまりの89ERSにとって、経営力の強化が必須となっていた。

【東京本社の企業…なぜ89ERSに?】

「霞ヶ関キャピタル」は東京に本社を構える不動産コンサルタント業だが、創業は仙台。東日本大震災で被害があった宮城県内の商業施設の再生を手がけたことがきっかけだったという。河本社長は「スポーツを通して地域を盛り上げたい」と意欲を語った。

<霞ヶ関キャピタル 河本 幸士郎 社長>
「我々にとっては仙台のチーム、そして志村さんの熱い思いを聞いたら〝そりゃやりましょう〟と2つ返事です。僕たちがしゃしゃり出て〝僕らのチームです〟なんて言うことは毛頭ないし、ましてやチームの編成などは門外漢ですので。そこは志村さんをはじめ、みなさんの推薦・提案をいただいて、協議して一緒に判断する役割を担おうと思う」

仙台89ERSはクラブの社長を引き続き志村雄彦氏が務めるという。