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【スタジオ生質問】楽天・今江敏晃新監督「野球で東北盛りあげる 一緒に戦いましょう!」

2023年11月10日 21:35
【スタジオ生質問】楽天・今江敏晃新監督「野球で東北盛りあげる 一緒に戦いましょう!」
<楽天 今江敏晃 新監督>

2023年10月17日、楽天イーグルスの新監督に就任した今江敏晃氏。ミヤギテレビのスタジオに生出演し、現在の思いを語った。

Q.「監督」と呼ばれることには慣れてきましたか?
<今江 新監督>「そうですね。自分でもちょっと慣れるように意識はしたので。頑張ってやってるうちにちょっと慣れてきました。最初はもうとにかくびっくりしましたけども、コーチをやってる時に、まあ、やるからには監督はやりたいなって気持ちはあった。(監督就任は)ちょっと早かったんですけど、思ってるよりも…」

Q.事前に〝今江さん!監督を頼むかもしれないよ〟って話はないんですか?
<今江 新監督>「いや、ほんとなかったです」

Q.プロ野球の中で1番若い監督ということですが、意識されることはありますか?
<今江 新監督>「そうですね。とにかく、あまり考えてもダメだと思うので。フレッシュな、まあ、若々しくと思ってます」

【今江新監督が語る!「走・攻・守」2024シーズンの戦い方】

Q.2023シーズンの楽天は「チーム盗塁数102」とパ・リーグTOPでした。この成績については?
<今江 新監督>「僕自身は盗塁とほぼ無縁の人間だったんですけれど。僕はバッティングコーチだったので今年は。盗塁は〝1つ塁を進む〟ってことで、本当に1本のヒットと同じなのですごく価値はあります。盗塁がパ・リーグで1番多かったっていうのは、それを得点に結びつけないといけないんですけども、チャレンジできたっていうのは、すごく大きいのかなと思う。その反面、盗塁を失敗すると、試合の流れが向こうに行ってしまうというリスクもあるんですけれど」

Q.小深田選手は「盗塁36」でパ・リーグ盗塁王のタイトルを獲得した。
<今江 新監督>「小深田は普段からあまりオーラがどっちか言うと見えないような人間で。ちょうど盗塁最適な人間かなと思います」

【<走>1本のヒットでホームに!「打球判断」を徹底する】

Q.辰巳選手や小郷選手も盗塁を重ねてきています
<今江 新監督>「小郷、辰巳もそうですけども、足も本当に速いので。ただ、盗塁というのは、やっぱり足が速いだけではできないものもあるので、今シーズンもしっかり色々チャレンジしたり、勉強したりしたので、また来シーズンにつなげてほしい」
「今シーズンの盗塁に関してはリーグTOPという形。あとは、セカンドランナーに行った時に1本のヒットでホームに返ってくることが今年はできなかった部分があったので。長打が少ないチームなので、得点圏の時に1本のヒットでホームになんとか帰ってくるということ。その打球判断をこの秋は徹底してやってます」

【<攻>「浅村には期待しかない」ホームラン王を取ったことはすごく大きい】

Q.2022シーズン楽天はチーム打率リーグ3位。浅村選手はホームラン王でしたが、浅村選手への期待は?
<今江 新監督>
「もう浅村には期待しかないですね。彼もほんとにいろんな重圧を抱えながら、今年は多分もう前半戦すごく苦しんでいたので、その中でもやっぱりホームラン王を取って、タイトルを取れたっていうのはやっぱすごく大きいと思うんで」

Q.今江新監督はベンチで笑顔で選手を送り出す。叱咤ではなく激励しながらの笑顔が印象的だった。
<今江 新監督>「もちろん場面にもよるんですけども、バッターなんか特にチャンスの場面だったり、バッターボックスで〝ひと振りにかける〟っていうのがすごく勇気がいるんですよ。〝ひと振り〟にかけてボテボテのアウトとかになってしまうと、どうしても周りの目だったり、気にしてしまうんで。そういうのを気にしてるとなかなかいい結果出ないので、〝とにかくいいから思い切って振ってこい〟って。そういう声かけをちょっと今年はしてました」

【<攻>「打順は固定したほうが選手もやりやすい」状況によって】

Q.2024シーズンの4番バッターはもう決めていますか?
<今江 新監督>「そうですね。基本はやっぱ浅村に打ってもらうことになると思いますけど。やっぱり1番期待しているバッターではあるので」

Q.打順はある程度「固定」したいですか?「臨機応変」に行きたいですか?
<今江 新監督>「状況にもよりますけど。どっちもですね。本来なら固定できた方が選手もやりやすいのかなと思うんですけども、まあ、なかなか1年間戦っていく上で固定っていうのはなかなか難しいので」

【<守>辰巳選手がゴールデングラブ受賞「満足してほしくない」】

Q.辰巳選手がゴールデングラブ賞を受賞しました
<今江 新監督>「そうですね、まあ、彼らしい。やっぱり外野手で、1つのアウトを取る。内野手もどこもそうなんですけども、やはり彼の守備範囲。肩もそうですけどもかなりの大きな戦力なので。もっと上に行けると思うので、これに満足してほしくないですね」

Q.2023シーズンの投手陣。ベテランが引っ張っていましたね。
<今江 新監督>「岸が特に後半戦はすごくいいピッチングしてくれました。ほんとに彼の球っていうのは年齢を感じさせないストレート。柱になってくれる人たちがもう少し勝ち星増やしてくれればよかった。」

Q.2軍も含めて若いピッチャーは育ってきているんじゃないですか?
<今江 新監督>「そうですね。でもまだくすぶってる選手の方が多い印象です。何かこう、1つ掴めば、きっかけがあればと思うので」

【<守>注目の新・守護神は…「簡単に決まらない ピッチングコーチとしっかり決める」】

Q.松井投手がFA。新しい守護神は誰になりそうですか?
<今江 新監督>「そうですよね。松井が海外に行くと。この間ちょっと話した時には〝海外行く前に責任持って、しっかり自分の代役を置いてから行ってくれ〟って言ったんですけど。守護神はそんなに簡単に決まらないことなので、しっかりピッチングコーチと話したりして、しっかり決めていきたいと思ってます」

【2024シーズンへ「一緒に戦ってください!いや、戦いましょう!」】

Q.11月23日は「楽天イーグルス・ファン感謝祭」。監督として初めてファンと接する機会ですね
<今江 新監督>「僕たち野球人は、ファンあってのプロ野球選手だと思っているので、やっぱりファンの方に本当に1年ありがとうございましたと感謝を伝える日なので」
Q.改めて、視聴者・ファンにメッセージをお願いします
<今江 新監督>「改めまして、来シーズン監督をさせていただきます今江敏晃です。とにかく野球で、少しでも東北を盛り上げられるように頑張ります。そのためにはやはり皆さんの力が必要なので、ぜひ皆さん球場に足を運んで一緒に戦ってください!いや、戦いましょう!」

<今江 敏晃(いまえ としあき)新監督 プロフィール>

<今江 敏晃(いまえ としあき)新監督>
▼1983年8月26日生(40歳)
▼右投右打 180cm/89kg
▼出身:京都府 
▼PL学園高(2001年 ドラフト3位)
▼選手歴
 千葉ロッテマリーンズ(2002~2015年)
 東北楽天ゴールデンイーグルス(2016~2019年)
▼コーチ歴
 東北楽天ゴールデンイーグルス(2020年~)