14日、バスケットボール世代別日本代表のヘッドコーチなどを務めたトーステン・ロイブル氏が、県内のバスケ指導者に向けて研修会を行った。宮城県バスケットボール協会と仙台89ERSが共同主催。仙台市の宮城野体育館で行われ、県内の指導資格を持つコーチ40人が参加した。

講師として招かれたトーステン・ロイブル氏。これまでU18やU19の日本代表ヘッドコーチなどを務め、河村勇輝選手や富永啓生選手らを指導。20年以上にわたり日本バスケットボール界に携わってきた指導のスペシャリストだ。現在はチェコバスケットボール協会に所属し、選手やコーチの育成にあたっている。

研修会では指導者に向けて、選手の年齢に合わせた指導方法を実演。若手の育成において、スキル重視の練習ではなく、選手自身が頭を使い、瞬時に対応できる力を伸ばすようアドバイスした。

〈参加した指導者〉
「小さい年代、ボールを最初につかみ始めた頃の子どもたちから正しい基本的な技術を教えるのは、物凄く大事なことだなと再認識いたしました」

〈トーステン・ロイブル氏〉
「私が一番大事だと思うのは、正しい練習を正しいタイミングで行うこと。いろんなことを教えすぎず、技術的なことの前に“基礎”を優先に固める」