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谷川弥一衆議院議員が会見 「大臣並みの金を集めてやろうと」 政治資金規正法違反の罪で略式起訴

2024年1月22日 20:24
谷川弥一衆議院議員が会見 「大臣並みの金を集めてやろうと」 政治資金規正法違反の罪で略式起訴

自民党の派閥の政治資金をめぐる事件で政治資金規正法違反の罪で略式起訴された谷川弥一衆議院議員が22日、衆議院に議員辞職願いを提出し、大村市内で地元で会見を開きました。谷川議員は「とにかく私が悪い」と繰り返し陳謝しました。

地元で報道陣の前に姿を現した長崎3区選出の谷川 弥一衆議院議員 82歳。

(谷川弥一衆議院議員)
「このような事態に至ったことは自身の認識の甘さがあったと深く反省している」

冒頭、こう述べると……。

(谷川弥一衆議院議員)
「すべての国民に深くお詫び申し上げます」

深々と頭を下げました。

政治資金パーティーの問題を巡り、安倍派側から寄付金4000万円を超えるキックバックを受けて収支報告書に記載をしなかったとして、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪に問われています。

(谷川弥一衆議院議員)
「認めている。あえて言うなら全て私の認識の甘さ。結果としてはすべて私の責任。今から長崎県が抱えた課題についていろいろ残った国会議員の先生方が陳情その他、政治活動していくのでそれにマイナスになる可能性があることは一切答えない。とにかく私が悪かった。すみません」

谷川議員は22日午後、衆議院に議員辞職願いを提出。辞職願いはあさって24日の衆議院議院運営委員会で許可される見通しです。谷川議員は、会見で不記載について認め、謝罪を繰り返しました。

(記者:今回、立件を受けて長年にわたって支援してきた支援者への思いは)
「本当に申し訳ない」

(記者:裏金として受け取っていたわけだがその辺についてはいかがか)
「申し訳ない。全て政治活動費に使って個人的に使った記憶はない。それでも申し訳ない」

(記者:いろいろ政治活動費に使っていたと話していたがどのような活動に使っていたのか具体的に)
「いろいろ。相手がいることなのでいろいろ」

(記者:いろいろの一端を説明しないと有権者に失礼ではないか)
「まぁいい。仕方がない。失礼と思ったら思ってくれていい。いろいろそれなりの仕事はしてきたつもりだ」

多額のパーティー券を売っていた理由についても……。

(谷川弥一衆議院議員)
「私は力をつけたかった。長崎県が抱えた課題を色々処理していきたかった。それなら大臣並みの金を集めてやろうと思った。ここで私が至らなかったのは金を集める力としっかり勉強して堂々と論陣を張れることが政治家にとって偉くなるために必要なことだと思っていた。それ以上はお答えできない。それだけだ。勘違いしていた」

また、今回、立件が見送られた安倍派幹部についてはコメントを避けました。

(記者:派閥の幹部が立件されなかった、そのことについて)
(谷川弥一衆議院議員)
「思いはあるが言わない。長崎のためにならないことは一切言うつもりはない」

(記者:それを言ってしまうと長崎のためにならないのか)
「ならない。ならない。派閥のことについては一切言わない。私が悪い」

自身の今後については。
(谷川弥一衆議院議員)
「選挙はできないので法律にのっとって許せる範囲内のことは(やっていければ)」

今後、裁判所が特捜部から提出された資料を元に有罪と判断すれば事件は、法廷で審理されず、罰金の略式命令が出され、谷川議員が納付すれば終結します。刑が確定してから原則5年間は公民権が停止されることになります。