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「自分たちに何ができるかを考えてもらいたい」三陸のワカメ売上金を全額寄付 男性の販売会《長崎》

2024年1月15日 20:57
「自分たちに何ができるかを考えてもらいたい」三陸のワカメ売上金を全額寄付 男性の販売会《長崎》

能登半島地震被災地の支援のため、売上金を全額寄付するワカメの販売会が行われました。

「宮城県石巻産の三陸ワカメ。能登半島地震のチャリティー販売中です」

長崎市茂里町のみらい長崎ココウォークで、三陸ワカメのチャリティー販売を行ったのは、重松 正明さんです。

東日本大震災の被災地でのボランティア活動がきっかけで、普段は、市内のスーパーなどで宮城県石巻産のワカメを販売しています。

2日間でおよそ120キロを用意し、売り上げの全額を日本赤十字社長崎県支部を通じて被災地に寄付するということです。

(わかめ屋本舗ダイアナ重松 正明代表)
「こうやって私がやっていることで、自分たちに何ができるかを考えてもらえばいいのかなと思う」

(長崎市内から)
「募金などもあるが、身近にできる支援だと思う。友達に(販売の)趣旨を話しながら、おすそ分けしようと思う」

接客やレジ係は趣旨に賛同した知り合いが協力し、訪れた客に袋詰めされたワカメを販売しました。

お手伝いした松永 盡さん(66)
「日頃の生活をしていたら、なかなか支援という言葉は出ても、行動が伴わないので、こういった形だけでも支援しようと思う」

重松さんは今後も売り上げの一部を寄付するなど息の長い支援を続けたいとしています。