去年1年間で日本を訪れた外国人は3600万人を超え、過去最高となりました。年間の旅行消費額も8兆円を超えて過去最高です。

日本政府観光局によりますと、去年1年間で日本を訪れた外国人の数は3686万9900人（推計値）に上り、これまで最も多かったコロナ前の2019年の3188万2049人からおよそ500万人増加し、過去最高を更新しました。

桜や紅葉シーズンのほか、学校休暇などのピークシーズンを中心に、中国や韓国などの東アジアのみでなく、欧米や中東からも訪日需要が高まったことが、年間の過去最高につながったとしています。

また、観光庁によりますと、去年1年間の訪日外国人の旅行消費額もおよそ8兆1400億円で、これまでの最高である2023年のおよそ5兆3000億円を大幅に上回り、過去最高となりました。

国・地域別の消費額では、中国が全体のおよそ20％をしめ、ついで台湾、韓国、アメリカの順にいずれも10％ほどとなっています。