事故減少の要因は?県内「最も交通事故のない1年」県警呼びかける冬場の交通事故防止対策とは?《長崎》
県警は先週、去年の交通事故の発生状況を発表しました。
それによりますと、発生件数は2416件、負傷者の数は2983人で、ともに平成以降で最も少なくなりました。
さらに、亡くなった人の数は、前の年より10人減って26人に。
この数字は、統計が開始された1948年以降、最も少なく、ピークだった1970年の160人と比べると、4分の1以下の数字です。
去年は「最も交通事故のない1年」となった県内。
事故が減少している要因やこの季節に気を付けることは?。
県警に聞きました。
(交通企画課管理官 小川 隆博さん)
「(死者数が)過去最少で非常に喜ばしい。一方で、26人の方が交通事故で亡くなっている。非常に痛ましい」
県警によりますと、去年、歩行中の犠牲者は11人で、前の年より3人少なくなっています。
(交通企画課管理官 小川 隆博さん)
「歩行者の交通事故防止に近年は力を入れている。車と歩行者がぶつかると死亡、重症のリスクがあがる。特に信号機のない横断歩道での交通事故防止、歩行者保護に取り組んできた」
歩行者との事故を防ぐため、ドライバーに周知を図っていることは…。
(交通企画課管理官 小川 隆博さん)
「ダイヤマークを認識してもらう。道路交通情報板などで県民に呼びかけた。その後も横断歩道のマークを掲示することで、歩行者保護に取り組んだ。」(18秒)/1分7秒
県内では今月に入り、厳しい冷え込みにより路面が凍結するなどして、交通事故が相次ぎました。
県警はこの時期、慣れない雪道での運転は極力控えることや、歩行者は滑りにくい靴を
着用することなど、ドライバーと歩行者双方の対策が必要と話します。
(交通企画課管理官 小川 隆博さん)
「交通事故死者ゼロ、交通事故絶無に向けて取り組んでいきたい」
県警は「特に夜間や朝方の道路横断には気をつけるように呼びかけ、引き続き対策に力を入れていく」方針です。