大石知事がNPT準備委参加見送り 後援会出納巡る問題で「県民や議会への対応を優先する」《長崎》
県は、NPT=核拡散防止条約再検討会議準備委員会にあわせた、スイス・ジュネーブへの大石知事の訪問を取りやめると発表しました。
「県民や議会への対応を優先する」としていて、代わりに馬場副知事が参加するということです。
大石知事は、NPT再検討会議の第2回準備委員会にあわせ、今月21日から27日までの日程で、スイス・ジュネーブを訪問する予定となっていました。
しかし、県は11日、大石知事が訪問を取りやめ、代わりに馬場副知事が参加することを発表しました。
大石知事の訪問取りやめの理由については「県民や議会への対応を優先するため」としています。
大石知事は、先月の県議会一般質問で自身の後援会の収支報告書に関する指摘を受け「6月中に訂正する」と答弁。
その後、後援会で出納を巡るトラブルが発覚し「精査が必要」として、訂正を延期する考えを明らかにしていて、10日の議会最終本会議でも具体的な説明は行いませんでした。
県議会では、来週中にも各派代表者会議を開き、知事に対して説明を求めることにしています。