核兵器禁止条約第2回締約国会議 日本政府は「不参加」長崎の被爆者らが抗議の声《長崎》
アメリカ・ニューヨークで現地時間の27日から、核兵器禁止条約の第2回締約国会議が開催されます。
日本政府は、参加しない方針を示していて、被爆者らが抗議の声を上げました。
会見を開いたのは被爆者4団体などで作る「核兵器禁止条約の会・長崎」です。
アメリカ・ニューヨークで、現地時間のきょうから来月1日まで開催される核兵器禁止条約の第2回締約国会議。
日本政府は、去年の1回目の会議に引き続き「核保有国が参加しておらず実効性がない」などとして
オブザーバー参加しない方針を示しています。
会は、日本政府に、
▼核兵器禁止条約への一刻も早い署名・批准や
▼「核兵器のない世界」に向けてリーダーシップをとることを求めていて、
27日朝、岸田総理宛に、抗議文を送付しました。
被爆者 川野 浩一さん
「我が国が参加をしないのは今の世界情勢に背を向けている。顔を背けているとしか思えない。
今のウクライナ・ガザの悲惨な出来事に対して、
世界にそのような無謀なことは非人道的なことはやめろという役割を我が国が持つべき」
今回の締約国会議には長崎市の鈴木市長が出席し、29日にスピーチを行う予定です。