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伝えたい思い「戦争はしてはいけない」 “平和への誓い” 被爆者代表は三瀬清一朗さん 89歳《長崎》

2024年8月2日 21:41
伝えたい思い「戦争はしてはいけない」 “平和への誓い” 被爆者代表は三瀬清一朗さん 89歳《長崎》

式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表は、長崎市の三瀬 清一朗さん89歳が務めます。

三瀬さんは、10歳の時に爆心地から3.6キロ離れた長崎市矢の平地区で被爆。

現在、語り部として自身の体験を子ども達に伝え続けています。

(被爆者代表 三瀬 清一朗さん)
「戦争が起きるとまず最初に、子どもたちが一番犠牲になる。だから核兵器もさることながら、戦争はしてはいけないということをあえて申しあげたい」

また、式典の司会進行を担当するのは、県立長崎南高校3年で被爆4世の岩永 陽美さんと、小川 愛加さんです。

2人は去年も司会に選ばれましたが、台風接近に伴い式典が縮小となったため、出番がありませんでした。

(司会 長崎南高校 岩永陽美さん)
「今年もまた選んでもらえて光栄。私にできる精一杯の力を尽くして、平和祈念式典をやりとげたい」

(司会 長崎南高校 小川愛加さん)
「祈念式典を通して、二度と戦争が起きない、起きなければいいという気持ちを伝えたい」

市によりますと、今年の平和祈念式典は午前10時45分に始まり、座席数はコロナ禍前と比べ1500席ほど少ない 約2400席を設置。

過去最多となる101の国や地域の大使らが出席する予定で、核保有国からはインド、イギリス、中国、フランスの4か国の関係者が参列を予定しています。

当日、悪天候の場合は、会場を平和公園の代わりに出島メッセ長崎に移し、開催するということです。