長崎・佐々町長逮捕で町役場を捜索 公共工事の入札巡る官製談合防止法違反の疑い

佐々町が発注した公共工事の入札を巡り、最低制限価格に近い金額を特定の業者に教え落札させたなどとして町長ら3人が8日、逮捕されました。

逮捕されたのは佐々町長の古庄 剛容疑者と佐々町の会社員 山口 情二容疑者、会社役員の木田 栄三容疑者の3人です。

古庄容疑者は去年7月に行われた団地の給水管改修工事の指名競争入札を巡り、最低制限価格に近い金額を山口容疑者に教えた上、木田容疑者が経営する会社に、最低制限価格に近い1659万円で落札させた官製談合防止法違反などの疑いが持たれています。

警察は、古庄容疑者らの認否について明らかにしていません。

8日午後には佐々町役場などを捜索しました。

古庄容疑者は現在4期目。任期満了を今年6月に控えていました。

警察は今後、金銭の受け渡しがあったかなど余罪も視野に追及する方針です。