部下に「馬鹿じゃなかとね」とパワハラ 人格否定発言繰り返す「威圧的な態度」県職員を懲戒処分《長崎》
部下の職員に対しパワハラを行ったとして県は、県央振興局と文化観光国際部の職員を懲戒処分にしました。
部下の人格を否定するような発言を繰り返していたということです。
県人事課によりますと県央振興局の59歳の課長補佐級の職員は、去年5月から今年3月末にかけ、3人の部下に対し強い口調で叱責したほか「馬鹿じゃなかとね」など 人格否定を伴う発言を複数回繰り返したということです。
部下は、精神疾患を発症したということです。
県は、この職員を減給の懲戒処分と係長級への降任処分としました。
また、文化観光国際部の48歳の課長補佐級の職員は、去年夏頃から今年9月にかけ、部下に対し人格否定を伴う発言や威圧的な態度をとりました。
また、3月には部下の時間外勤務の申請に対し、誤った認識で申請を取り下げさせ、精神的苦痛を与えたということです。
県はこの職員を、戒告の懲戒処分としました。
処分を受けた2人は反省の言葉を述べていて、県は「ハラスメント対策を一層強化して再発防止に努めたい」としています。