小学生が思う戦争と平和「日本が戦争に巻き込まれることはないと思う」対話型授業で考える《長崎》
“長崎を最後の被爆地にできるか” をテーマに、小学5年生と6年生が平和について考えます。
自分の言葉で平和について語り、行動できる児童を育てようと、長崎市の小学校で対話型授業が行われました。
(児童)
「(長崎を最後の被爆地に)多分できる。理由は、79年間ずっと核兵器使われていないから」
長崎市教育委員会が2018年度から進めている『対話型授業』。
他人の意見を尊重しながら、自分の言葉で平和について語り、行動できる児童・生徒を育てることを目指しています。
実践協力校に選ばれている長崎市の女の都小学校のテーマは、
“長崎を最後の被爆地にできるか”。
5、6年生約30人が「できる」や「難しい」など、4つの意見の中から自分の考えを選び、意見を伝えるとともに、仲間と意見を交換しながら考えを深めました。
(児童)
「ロシアとウクライナが戦争しているからといって、日本が戦争に巻き込まれることはないと思う」
(児童)
「核を使う途中で撃つのを失敗した時に、もしかしたら日本に当たる可能性はないとは言えない」
他の学校の教諭や、平和推進協会、ピースボランティアなど、約30人が授業の様子を見学しました
(ピースボランティア)
「平和についてよく考えられている子と、そうでない子がいると授業を見て感じたので、もっと小学生にとって考えやすい授業のやり方を考える必要がある」
対話型授業は今後も継続して行われ、来年1月には野母崎中学校で実施されます。