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その名も『五島うどん課』“島の名産品” 守るため 町役場に新設 全国向けた展開に島民も期待《長崎》

2024年10月1日 19:20
その名も『五島うどん課』“島の名産品” 守るため 町役場に新設 全国向けた展開に島民も期待《長崎》

コシの強さが特徴の名産品を 町役場が “本腰” を入れてPRです。

新上五島町は “五島うどん” のブランド化を進めようと、10月1日付けで『五島うどん課』を発足させました。

1日午前、新上五島町の役場で行われた 辞令交付式。

職員10人に渡された辞令は…。

(辞令交付)
「 “五島うどん課” 課長を命ずる」

新設された『五島うどん課』への配属です。

細麺でコシが強く、ツルっとしたのどごしが特徴の「五島うどん」。

特産の椿油を使って「手延べ」で作られています。

去年の売り上げは14.8億円と安定した人気がありますが、町内に25ある製麺事業者は 担い手の高齢化など、技術の継承が課題となっているそうです。

そこで町が立ち上げたのが『五島うどん課』。

名産品の名前を冠した部署は全国の自治体でも珍しく、販売戦略の強化や後継者の育成を目指します。

(石田 新上五島町長)
「長年(町内に)30前後の製麺事業者で推移していたが、最近になって 25に減少している。
伝統を守るために行政も “五島うどん” の振興を図っていかなければいけない」

1日は発足を記念して役場を訪れた町民に、五島うどんの乾麺が無料で配られました。

(町民)
「若い人たちにも(製麺の)匠の技が伝わって、さらにおいしさが全国に広まるように五島うどん課に期待している」

『五島うどん課』は当面、観光商工課の職員が兼務し、将来的には独立を目指すということです。