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看護師ら24時間体制で助言「♯7119」運用開始 “潜在的な重症患者 見落とさないために”《長崎》

2024年8月1日 20:45
看護師ら24時間体制で助言「♯7119」運用開始 “潜在的な重症患者 見落とさないために”《長崎》

新型コロナウイルス感染拡大の影響などで救急出動が急増する中、病気やケガで救急車を呼ぶべきか、迷った時の電話相談窓口「♯7119」の運用が県内全域で始まりました。

電話口では、看護師らが24時間365日体制で助言します。

県内全域で午前9時から運用が始まった「♯7119」。

急な病気やケガで救急車を呼ぶかどうか迷った時に、専門家からアドバイスが受けられる電話相談窓口です。

症状などを説明すると、緊急性が高い場合は119番通報するよう助言があり、そうでない場合には応急手当の方法や、医療機関の案内などを受けることができます。

(長崎市消防局 林田 哲 指令課長)
「治療に向けて早い段階でつなげれば、危険な状況にならなかったという状況もあるので、重症化、潜在的な重症患者を見落とさない」

看護師や医師が、24時間365日体制で対応。

相談は無料で、固定電話、携帯電話のどちらからもつながりますが、通話料は利用者が負担するということです。

長崎市消防局によりますと、管内の救急車出動件数は増加傾向にあり、去年は2万9000件あまりと過去最多を更新。

特に今の時期は、「新型コロナウイルス」や「熱中症患者」の増加に伴い、救急搬送が困難なケースも急増しているといいます。

(長崎市消防局 林田 哲 指令課長)
「(電話を通報するかどうか) やはり遠慮して迷うのであればそこに相談できるというのは、一つのセーフティネットになるのではないか」

長崎市消防局はチラシを配布するなどして、周知啓発に努めるとしています。