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「年賀状の受け付け開始」発行枚数は過去最少を更新 郵便料金引き上げなどで年賀状離れも《長崎》

2024年12月16日 18:56
「年賀状の受け付け開始」発行枚数は過去最少を更新 郵便料金引き上げなどで年賀状離れも《長崎》

今年も残り2週間あまり。全国の郵便局で年賀状の受け付けが始まりました。

値上げやSNSの普及など、“年賀状離れ” が進む中、発行枚数は過去最少を更新しています。

(園児)
「みんな年賀状出してね」

長崎中央郵便局で行われた “年賀状” の受け付け開始を知らせるイベント。

「お告げの聖母保育園」の園児15人が参加し、元気に投函を呼びかけました。

園児たちは、家族や友人に宛てて来年の干支「巳」などを描いたはがきを投函しました。

(園児)
「おばあちゃん(に出した)。うれしい気持ち(になってほしい)」

(園児)
「獅子舞いとヘビ。今年もたくさん遊ぼうね(と描いた)」

年賀はがきの発行枚数は、去年より3億7000万枚少ない約10億7000万枚で、24年連続で過去最少を更新。(去年は14億4000万枚)

10月からの郵便料金の引き上げに伴い、年賀はがきは「63円」から「85円」に値上げとなったほか、SNSの普及など、郵便局は “年賀状離れ” を懸念しています。

(長崎中央郵便局 郵便部 丸山周作 副部長)
「値上げをした部分と年賀終い。人のぬくもりを伝えられるのが年賀状。“物” として残っていくものというところに大切な部分があるので、年賀状の伝統は続けていきたい」

郵便局は、元日の配達を希望する場合は、25日までに投函するよう呼び掛けけています。

中央郵便局管内では、元日に90万枚の配達を見込んでいるということです。

最終更新日:2024年12月16日 18:56