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なぜ電池なしで時計が動くの?「わくわく時計教室」小学5年生が時計職人の精密作業に挑戦《長崎》

2025年2月10日 13:00
なぜ電池なしで時計が動くの?「わくわく時計教室」小学5年生が時計職人の精密作業に挑戦《長崎》


時計の仕組みや時間について学ぶ教室が長崎市で開かれ、児童が時計職人の作業を体験しました。

子どもたちがルーペで見ているのは…。

機械式の腕時計の心臓部。

(体験する児童)
「ガンギ車(時計のパーツ)と回転錘。回転錘はすぐそこにあった。すごく細かいな。部品とかが」

内部には166の部品が使われていて、最も小さいねじは直径約0.3ミリだそうです。

電池を使わずに動き続ける “機械式時計” の仕組みを学びます。

教室は、大手時計メーカー「セイコーグループ」が全国の学校で実施しています。

県内では初めて長崎市立坂本小学校で開かれ、5年生の親子が参加しました。

(児童)
「重要な役割をしているのが、とても小さな部品だったのが驚き」

(児童)
「時計を作るのには時間が必要だと感じた」

続いて挑戦したのは、本物の時計で使われる直径0.8ミリのネジをピンセットで取り付ける作業。

(児童)
「穴に入れるのが細かくて難しかった。1日に1つも作れそうにない」

( セイコーグループ広報部 作村 麻子さん)
「いろいろな媒体で時を知ることはできるが、(時計の)中の仕組みや歴史を学ぶと、太古の時代からどのように時が進化してきたか分かると思う」

会場には、スポーツ大会でおなじみの 記録表示タイマーも。

子どもたちはこのスポーツタイマーを使って、陸上男子100mの日本記録「9秒95」ピッタリにタイマーを止めるゲームにも挑戦し、楽しみました。

最終更新日:2025年2月10日 13:55