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【高総体へ挑む】創部3年目 高総体初優勝し地元開催インターハイへ 九州文化学園空手道部《長崎》

2024年5月30日 6:45
【高総体へ挑む】創部3年目 高総体初優勝し地元開催インターハイへ 九州文化学園空手道部《長崎》

九州文化学園の空手道部は、全国3位の「エース」を軸に団体での県高総体初優勝、そして地元開催のインターハイでの飛躍を目指します。

相手との間合いを詰めながら、「突き」や「蹴り」を繰り出します。

2人の選手が相対し、技の攻防が繰り広げられる空手の「組手」。

九州文化学園高校は去年10月、県新人戦の男子団体で初優勝。その後行われた九州北ブロック予選でも準優勝の好成績。春の全国選抜大会にも初出場を果たしました。

(九州文化学園 空手道部 山口 将吾監督)
「初めての全国ということもあって、選手たちの中で固くなった部分がある。ただ全国の雰囲気を味わえたのはすごくよかった」

躍進につながった1つの要因は、チームの中心でキャプテンの破戸 崚佑選手の存在です。

小柄ながら全国トップレベルと言われるスピードを武器に、全国選抜大会では個人戦で3位に輝きました。

(破戸 崚佑選手)
「自分の技を信じて出すことが今回の選抜大会の課題でやってきて、そこは出せたかなと思う。正直優勝を目指していたので、3位という結果は満足していない部分もある」

団体戦でも “エース”としてチームを引っ張ります。

(破戸 崚佑選手)
「スピードをいかに出せるかがカギになってくると思うので、そこをしっかりと出して自分の組手をできるように頑張っていきたい」

3年生の橋口 世絆選手も主軸の1人。手足の長さと身体の柔軟性をいかした「蹴り」が特徴です。

加えて、冷静に相手の動きを見極めることにも長けています。

(橋口 世絆選手)
「相手を分析する力が長けている。しっかり相手を見て行動できれば勝てると思う」

2年生の有望株が石井 虎羽助選手。一つ一つの技の強さで相手を圧倒します。どんな環境でも安定した戦いができる精神面の強さも兼ね備えています。

(石井 虎羽助選手)
「自分の得意技の『きざみ』。左手の突きが県戦選手権ではよく出すことができて、高総体でもしっかり出していこうと思う」

創部3年目にして精鋭が集った九文空手道部。これまで県高総体の団体で優勝した経験はありません。

にもかかわらず、県の頂点は「通過点」に過ぎないと言い切ります。

(破戸 崚佑選手)
「長崎でのインターハイを目標に九文にも入ってきたので、ゴールが目前になってきているのでそこでしっかり結果を出したい」

7月に開幕する北部九州インターハイ。空手の競技会場は地元・佐世保市です。

最高の舞台で頂点へ。

まずは県内のライバルたちとの戦いに挑みます。

(破戸 崚佑選手)
「インターハイでも自分の実力を出せれば、絶対に日本一になれる力を持っていると思うので、結果を追い求めて全力を出して頑張っていきたい」

県高総体の空手競技は、来月1日と2日に佐世保市で開かれます。

NIBでは31日に行われる県高総体の「総合開会式」の様子を実況生中継でお伝えします。

放送は31日午後2時55分から。YouTubeでも同時生配信でお伝えします。

また、当日午後7時からは動画配信サービス「DEJIMA ch」でも配信する予定です。