リーグ最終節は愛媛に快勝も「今シーズン3位確定」 “ピースタ”で2試合連続勝利を!《長崎》
サッカーJ2 V・ファーレン長崎は、10日にホームで今シーズンのリーグ最終節に臨みました。
(青木雄大アナウンサー)
見事勝利はしたものの 7年ぶりのJ1昇格は、プレーオフへ持ち越しとなりました。試合を振り返ります。
J1自動昇格に向けて、シーズン最終節を新本拠地、ピーススタジアムで迎えたV・ファーレン。
(長崎市から)
「もうドキドキ、きのうは眠れなくて。叫びます。いっぱい叫んで “頑張れ” って」
(佐世保市から)
「米田選手がゴールを決めて、J1昇格を決めてもらいたい」
(諫早市から)
「もちろん勝ってほしいし、向こう(横浜FC)には負けてほしいが。マテウス、マルコスあたりに(期待したい)」
(子どもたち)
「V・ファーレン がんばれ~!」
クラブ史上歴代2位。ピースタでは最多となる1万9902人のファン・サポーターが詰めかけました。
自動昇格へは、2位の横浜FCが敗れた上で 3位のV・ファーレンが勝利することが絶対条件。
スタジアムの熱気も高まります。
試合は大声援の後押しもあり、ゴールラッシュとなったV・ファーレン。
まずは前半14分、相手のミスからのこぼれ球に名倉が反応し、最後はマテウスが、2試合ぶりのゴールで幸先よく先制します。
その後 同点とされるも、前半アディショナルタイムにはマルコスが追加点を上げ「2-1」と、1点リードで前半を折り返します。
この時点で、レノファ山口と対戦していた2位の横浜FCも前半を終え「0-0」。
このままだとV・ファーレンの自動昇格はなくなりますが、後半に望みをかけて戦います。
後半開始早々には、マルコスがこの日2点目のゴールで3対1に。
ところがその後、愛媛に再び1点差に詰め寄られ迎えた後半30分、中盤でボールを奪ったマテウスが、途中出場の松澤へラストパス。
松澤が22試合ぶりのゴールで、愛媛を突き放します。
さらに終盤にはマテウスにもこの試合2点目のゴールが生まれ、大量5得点。最終節を勝利で飾りました。
ところが、横浜FCが山口と引き分けたため、V・ファーレンは今シーズンの3位が確定。
プレーオフに回ることとなりました。
試合後には最終節のセレモニーが行われ、キャプテンの秋野がJ1昇格に向けての決意を語りました。
(秋野 央樹選手)
「このピーススタジアムで長崎県民の力を結集して、必ず最高の舞台に行きましょう。残り2試合ともに戦ってください」
リーグ終盤戦を5連勝で締めくくったV・ファーレン。この勢いを持って、J1昇格プレーオフに臨みます。
(長与町から)
「(プレーオフでは) 2試合連続、ピーススタジアムで応援するのが楽しみ。頑張って」
(諌早市から)
「飛び跳ねた、こんな感じで。圧勝で全部勝って “J1” に行ってもらいたい」
(長崎市から)
「目の前にJ1が見えているので,大勝して気持ちよく勝ってもらいたい」
(青木雄大アナウンサー)
自動昇格を逃したことは残念でしたが、次はプレーオフで J1昇格に向けて戦うことになりました。
(佐藤肖嗣アナウンサー)
チームもサポーターも “ピースタ” で今シーズンに、あと2試合もできるという前向きな気持ちに切り替えていますね。
(青木雄大アナウンサー)
10日の最終節終了後、今シーズンからチームを率いることになった下平監督が、プレーオフへの意気込みを語りました。
(下平 隆宏監督)
「追いつかれたり迫られたりとシーソーゲームになったが、選手たちは自分たちのプレーを遂行して突き放して大量得点をとってくれて。
ピースタで素晴らしい(リーグ戦)最後のゲームをしてくれた」
プレーオフについて尋ねると…
(下平 隆宏監督)
「一発勝負になった場合は厄介。我々もこのスタジアムで出来るそのアドバンテージを生かして、仙台戦に向けて準備したい。リーグ戦では岡山にもやられているし、山形にもやられている。我々が勝ちあがれば、どちらが来ても借りを返すチャンスが来る。
2万人近い客に来てもらって、プレーオフも完売に近いお客さんが来てくれると勝手に予想している。最後、一緒に喜び合えれば最高かなと思う」