県新人大会連覇「負けん気と勝負強さ」武器に九州の頂点目指す 国見高校サッカー部《長崎》
高校サッカーの県新人大会で連覇を果たした国見高校を取材しました。
今シーズンのモットーである「勝負強さ」を武器に、九州の頂点を狙います。
テンポのいいパス回し。
サイドを起点にした攻撃でゴールに迫ります。
先月行われた県新人大会で連覇を果たした『国見高校サッカー部』。
(原田 高虎主将)
「難しいゲームだったが、みんなの力で勝つことができてよかった」
(練習)
「礼、よろしくおねがします」
部員は現在、1年生と2年生67人です。
チームをけん引するキャプテンの原田 高虎選手の持ち味は、狭いスペースでも打開できるレベルの高いテクニック。加えて、チーム1の負けん気の強さです。
(原田 高虎主将)
「自分の武器であるサイドからの攻撃でアシストやゴールを決めたい。周りを使って自分がお取りになったり、そういう動きも大事になる」
県新人大会の決勝戦では、11人のスタメンの中で約半数の5人が1年生でした。
その1人が、豊富な運動量と精度の高い左足のキックを武器とするサイドバック、篠原 蒼空選手です。
(篠原 蒼空選手)
「左利きで左足を武器にしている。クロスやロングボールが強み」
篠原選手をはじめ、今年度の1年生部員のほとんどは…
(篠原 蒼空選手)
「中学校の時に見た国見の選手権のサッカーが好きで国見に入りました。(1年生の間では)先輩のプレーの話は結構します」
2022年度の大会で、12大会ぶりに全国選手権に出場した国見イレブンに憧れ、入部してきた世代です。
県新人大会とともに高総体でも去年、おととしと、2年連続で優勝を手にしている国見。
しかし、優勝候補に挙げられながらも “選手権県大会” では、ここ2年間、涙を呑んできました。
チームを率いて7年目となる木藤 健太監督が新チームに求めることは…
(木藤 健太監督)
「自分たちのスタイルを作っていきつつ、その中で勝負強さを身につけていかないといけない。本当に勝負の厳しさに対応できる力を、今年は1年かけて作っていければ」
厳しい戦いを勝ち抜いていくために必要なのは、攻守にわたり全員が連動する質の高い運動量と、精度の高いフィニッシュ。
この日の練習では、どのように連動してボールを奪うのか。そして、ボールを保持したときの攻撃パターンなどを確認しました。
15日から佐賀県で行われる「九州大会」に臨む国見イレブン。
次に目指すは九州の頂点です。
(原田 高虎主将)
「九州大会はレベルも上がるので、しっかりいい経験をして、九州大会優勝したい」
九州大会には、県新人大会2位となった「長崎総大附属高校」も出場します。