諫早市に県内初の「環状交差点」 再来年度の本格導入にむけた社会実験《長崎市》
諫早市で県内初の「環状交差点」の社会実験が始まりました。
重大事故の防止などを目的に再来年度からの本格導入を目指します。
(青木雄大アナウンサー)
「交差点の中央に仮設のバリケードが円形に設置されており。この交差点が県内初の環状交差点です」
諫早市破籠井町の市道で14日から始まった「環状交差点」の社会実験。
車両が通行する部分が輪のような円形になっていて、徐行して進入し、時計回りに走行します。
14日は周知のために、県警が通行方法などが書かれたビラを配布しました。
(県警からのアナウンス)
「環状交差点ができたので走り方はここに書いてある通りになります。道路の中を走っている車が優先になる」
(青木雄大アナウンサー)
「交差点に入るときはウインカーを出さずに徐行して交差点に進入。大きく外回りでまわって交差点を出る時に左のウインカーを出して出ていく」
諫早市破籠井町の市道は、2022年4月から一時停止のある信号機のない交差点として供用が開始されましたが、今年1月8日時点で、人身事故が7件、物損事故が2件発生していました。
環状交差点となり、重大事故防止のほか、災害発生時の信号の停電により、交通がまひしないことなどが期待されています。
(諫早市民)
「見通しがきかなかったから(以前は)危なかった。起こるかなと思っていたら事故が起きていた。事故が無くなるに越したことはない」
(諫早市民)
「初めてなので分からなかった。これで事故が少なくなればいいかな」
(諫早警察署 交通課 中谷 敏憲課長)
「交差点が広い場合は交通事故の増加があると思うのでほかの車両が通行していることで譲り合いの効果が見込める」
市では来年度いっぱい実験を継続し、再来年度以降の本格導入を目指すということです。