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夏の参議院選挙 「合区」と「特定枠」の振り分けなどについて鳥取・島根の自民党県連が協議 「特定枠」候補者は両県連の所属に

2025年1月24日 17:03
夏の参議院選挙 「合区」と「特定枠」の振り分けなどについて鳥取・島根の自民党県連が協議 「特定枠」候補者は両県連の所属に

今年夏に行われる参議院選挙。鳥取・島根両県の自民党県連は、1月24日に鳥取県米子市で協議を行い、「特定枠」候補も今後は両県連の所属とすることで合意、候補者の「合区」と「特定枠」の振り分けについては、島根県側の候補者の決定を受けて、改めて協議することを決めました。

米子市内のホテルで行われた鳥取・島根両県の自民党県連の協議は、非公開で行われました。

今年夏に行われる参議院選挙。自民党本部は、参院比例代表制で優先的に当選する「特定枠」で当選した候補の公認は原則として1回限りと、鳥取・島根両県連に通達しています。

これに伴い、参院比例代表で島根県連所属の「特定枠」現職・三浦靖氏は、1月22日に「合区」の候補者として戦うのを辞退すると発表しました。

これを容認した島根県連の園山繁幹事長は、「合区」「特定枠」に関わらずどちらでも対応できる代わりの候補者を公募し、2月上旬にも選定する考えを示していました。

これに対して鳥取県連は、「合区」現職の舞立昇治氏を「特定枠」に移す意向を示してきました。

こうした中で、24日に行われた両県連合同の協議。この中で今後は、「特定枠」候補者も両県連の所属とすることを決めました。これまでは、それぞれの県連の所属でしたが、両県連が足並みをそろえた形です。また、次の参院選の候補者の「合区」と「特定枠」の振り分けについては、候補者が出そろう2月7日にあらためて協議し、決めることを確認したということです。

自民党島根県連 園山繁 幹事長
「鳥取島根から参議院におでかけをいただく(すべての)議員、候補については、(県連は)両県の所属としてこれから活動していくことを合意しました」

自民党鳥取県連 斉木正一 幹事長
「鳥取県の選挙対策委員会では、(舞立氏を)「特定枠」で、今回は推薦するというかっこうにはなっています。ただ、最終的には島根(県連)とも協議が必要ですので」

石破政権での初めての参議院選挙。自民党鳥取・島根両県連は、引き続き合区解消を求めていくとしていますが、候補者の擁立は難航していて今後の行方が注目されます。

参議院選挙をめぐっては、現時点では共産党が元大田市議で新人の亀谷優子さん(38)を、参政党が益田市の農業法人の社員で新人の倉井克幸さん(42)の擁立をそれぞれ表明しています。

一方、立憲民主党は現在も候補者を選定中で、3月20日までにはめどをつけたいとしています。

最終更新日:2025年1月24日 18:43