衆議院選挙島根2区 自民党が議席を守り続けてきた保守王国 その牙城に新人がどこまで迫れるかが争点に
島根2区で立候補を表明しているのは、
自民党の前職・高見康裕氏(43)
立憲民主党の新人・大塚聡子氏(57)
共産党の新人・亀谷優子氏(38)
の3人です。
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高見康裕氏は、島根県出雲市出身の43歳。東京大学を卒業後、読売新聞の記者や海上自衛官などを経て、2015年に島根県議会議員に初当選。2021年に故・竹下亘氏の後継として衆院選で初当選し今年1月から防衛大臣補佐官を務めています。
自民党 高見康裕氏
「島根の所得を上げるということ。それから人口減少対策・少子化対策をしっかり進めるということ。それから政治改革を進めるのも、特に若手世代の責任だと思っています。2期目に向かってそのことを全力でこれから訴えていきたいと思います」
立憲民主党から立候補を表明した大塚聡子氏は東京都出身の57歳。今年4月に島根県に移住し9月まで出雲市教育支援センターに勤務していました。長く専業主婦で家族を支えた経験などから「台所から日本を変える」をキャッチコピーに教育と福祉の連携を訴えます。
立憲民主党 大塚聡子氏
「育児をしているうちに福祉それから教育の連携の重要さに気づき、保護者・子どもたちのために何かしっかりとした政策であるとかシステムを作って、それを永続的につなげていくことをまず第一の政策としてあげていきたい」
共産党から立候補を表明している亀谷優子氏。兵庫県出身の38歳で、高知大学卒業後は島根県大田市の牧場に勤務。2018年に大田市議会議員に初当選し、今年2月には島根2区の公認候補として党本部の認定を受けていました。
共産党 亀谷優子氏
「日本が戦争する国になっていくんじゃないかとそういう不安がかなりありますので、若い人たちを絶対に戦場に送りたくないと。この先もずっと平和な国で居続けるためにやっぱり声を上げていく必要があると思いましたね」
島根2区はこれまで自民党が議席を守り続けてきた保守王国。その牙城に新人がどこまで迫れるかが争点になりそうです。