【自民党総裁選】27日に投票 最新情勢では石破氏・小泉氏・高市氏がほか候補をリード 各陣営の戦いは大詰め
9月27日に投票が行われる自民党の総裁選。史上最多の9人が立候補する中、各陣営の戦いは大詰めを迎えています。告示日は9月12日。翌日13日に行われた共同会見では、総裁選に挑んだ各候補者が一堂に会し、決意を語りました。
高市早苗 氏
「日本列島47都道府県、どこに住んでても安全だ。必要な福祉も教育も受けられる、そして医療も受けられる、そして働く場所がある」
小泉進次郎 氏
「次世代に間に合わせるために、全体重を乗っけて全てをかけて、圧倒的なスピードで、積年の課題に決着を付ける覚悟は誰よりもあります」
選挙期間中は、全国各地で演説会を開催。中国ブロックでは、島根県松江市が演説会の会場となりました。
自民党は今年4月、松江市を含む衆議院島根1区での補欠選挙で歴史的な敗北を経験。自民党関係者によると、党への信頼回復を図り、議席の奪還へとつなげるため、ここを演説会の舞台に選んだといいます。演説会では、地方創生を訴える候補者も―。
林芳正 氏
「地域が元気にならないと日本が元気にならないわけであります。そうした一次産業の振興をしっかりやりながら、成長戦略、しっかりと取り組んで日本全体元気にしていかなければなりません」
一方、衆議院鳥取1区選出の石破茂氏も主要な政策の中で「地方を守る」を掲げ、この日も駆け付けた支持者の前で、地方の重要性を語りました。
石破茂 氏
「鳥取、島根。ここから新しい日本をつくっていく。私はそういう考えで総裁選挙に臨んでいます。どうぞみなさん、歴史を変え、国を変えるのは地方です。そして、庶民大衆です」
最新の情勢では、石破氏、小泉氏、高市氏の3人がほかの候補を引き離す一方、票の積み増しを目指し、し烈な争いを展開しています。
27日の総裁選は国会議員票368票と党員・党友票の368票を合わせた736票で競われますが、有効票の過半数を得る候補者がいなければ、上位2人による決選投票が行われることになります。
新総裁の座にはどの候補者がつくのか。投票は9月27日午後、行われます。