8月14日の記者会見で、次の自民党総裁選挙に立候補しない意向を明らかにした岸田首相。このことを受け、山陰の反応はー。

岸田文雄 首相
「自民党が変わることを示す最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことだ。私は来たる総裁選挙には出馬いたしません」

岸田首相は8月14日の記者会見で、9月に行われる総裁選に出馬しない意向を示しました。

この表明に、街の人はー。

街の人
「びっくりしました。中途半端に終わらしたのかなって感じもします」

「色んなことがあったと思うので、裏金の問題とか。致し方ないのかなとは思いますね」

「印象的なものはないですよね。正直な話。今のところは誰がなってもあまり期待しませんね」

山陰両県の知事もコメントを出しています。島根県の丸山知事は「国政のかじ取りの重責を担ってこられましたことに心から敬意を表します」。また、鳥取県の平井知事は「高校の後輩としての心安さか、知事会長に就任したあとは度々お会いし、地方の立場を丁寧に聞いていただいた」と振り返りました。

一方、街では石破茂 元幹事長への期待の声も聞かれました。

石破茂 元幹事長の地元の人
「やっぱり石破さんですよね。東京一極集中になりがちなところがあると思うので、鳥取にゆかりのあることから、鳥取にメリットのある施策を国として打ってもらえたらいいんじゃないかと思います」

石破元幹事長は、7月27日に米子市で開かれた自民党県連の大会の中でー。

石破茂 元幹事長
「この国を鳥取県から変えるということをやってみたいと思っています。そのために役割を果たせれば望外の幸せであります」

このように述べ、総裁選への出馬の意欲を示していて、正式な表明については「時期は（鳥取県の）皆さま方とお諮りします」と述べています。

岸田首相の任期は9月末までで、次の総裁選の日程は8月20日に決まる見通しです。