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火事を起こさないためには… 『暖房機器を使う前に点検』『万が一の備えも』

2023年11月17日 18:24
火事を起こさないためには… 『暖房機器を使う前に点検』『万が一の備えも』

暖房器具が活躍するこれからの季節。火災が発生する危険が高まる時期でもあり、11月に発生した火災は山陰両県で合わせて24件で、4人が亡くなっています。

家庭では、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。鳥取県東部消防局で話を聞きました。

鳥取県東部広域行政管理組合 小松利光消防司令長
「よくありがちなのは洗濯物をストーブの上に干すとか、可燃物をストーブの近くに置いていて、知らず知らずのうちにストーブに接触して出火に至るということが多いと思います」

製品評価技術基盤機構NITEが行った実験では、干していた洗濯物がストーブの上に落ちると、あっという間に火の手が上がってしまいます。また、一見安全そうに思える電気カーペットにも、使い方によっては危険があります。

鳥取県東部広域行政管理組合 小松利光消防司令長
「折りジワのついたものや、折れたまま使っていると過度に電気が流れて出火に至ることがありますので、使われる前には点検をしてから使っていただきたいと思います」

このほか、万が一の場合に備えておくことも重要です。

鳥取県東部広域行政管理組合 小松利光消防司令長
「住宅用の火災警報器だけではなく、消火器とか火を消す準備もしていただくよう、ご家庭でもお願いしたいと思います」

住宅用火災警報器は、10年を目安に取り換えることが推奨されていて定期的な点検も欠かせません。山陰で火災が相次ぐ中、改めて火の元を確認し暖房器具などを安全に使用するよう、心がけましょう。