馬庭投手「本当に奇跡だった。やっぱり幸せな場所でした」 歴史の扉を開いた「大社旋風」 ベスト8で敗戦も最後の宿舎ではリラックスした表情 島根県出雲市
夏の甲子園、島根県代表の大社高校は、強豪を次々と倒しまさに「大社旋風」を巻き起こしました。鹿児島県代表の神村学園と行われた8月19日の準々決勝、地元の商業施設ではパブリックビューイングが行われ、約400人が選手たちに声援を送りました。
この試合、大社はアルプススタンドから約3000人の大声援を背に受け試合開始早々に1点を先制。その後、逆転を許すも4回裏に同点に追いつき、ここまで名だたる強豪校を破ってきたその粘り強さを発揮しました。しかし、終盤7回・8回と神村学園に得点を許し、2対8と大きくリードされ迎えた最終回。大社は、ワンアウト満塁のチャンスを作りますが、最後はダブルプレーでゲームセット。32年ぶりに甲子園に出場し、「甲子園3勝」の快進撃を見せた大社高校は、準々決勝でグラウンドを去りました。
馬庭優太投手の母
「よくやったよ~」
地元の商業施設で行われたパブリックビューイングに参加した人たちはー。
観戦した人
「すごく最後までいい試合で感動しました」
「どんな強豪でも勝ち抜いてきた大社高校がこの活躍なので、本当にすごい感謝です」
「島根の子供たちが全国でこれだけ活躍してくれて、活躍する姿をみんなで応援できて、本当によくやって くれたなという気持ち」
4試合であわせて492球を投げぬいたエース・馬庭投手はー。
大社高校 馬庭優太 投手
「声援を受けることは当たり前ではなくて、地元の方が応援してくださり、その空気を会場が作ってくれて、そういう場面で投げられる自分がいたからこそだと思うので、本当に奇跡だった。やっぱり幸せな場所でした」
試合が終わると選手は宿舎に戻り、仲間たちと甲子園最後の夕食を。試合の時とは違い、リラックスした表情の選手たち。エースの印象的な場面を聞かれるとー。
大社の選手
「(馬庭選手は)やっぱり笑った顔が一番かわいいんで、最高でした」
まさにチーム一丸で巻き起こした「大社旋風」。
大社高校野球部 石飛監督
「みんなが歴史の扉を開いてくれました。ほんとお前らは最高の仲間です。よくやった!」