ゆっくりとした速度の台風10号 山陰でも影響続く… 空港では欠航や便を変更する人の姿も
強い台風10号は鹿児島県に上陸し北上しています(8月29日午前11時現在)。8月29日の山陰地方にも影響が出ています。
29日朝から雨が降り続ける山陰地方。
中本帆乃花 記者
「午前9時の鳥取市です。朝から雨は降ったりやんだりを繰り返していて、時折雨脚が強まるような状況です」
8月29日の山陰地方は蒸し暑い気温に加え、一時的に強い雨が降っています。
街の人
「タクシーの運転手さんがいつもと雲が違うっておっしゃっていて、不穏な天気でこれからどうなるのかなと怖い感じですね」
「家の中をきれいに掃除したり、自転車が(飛ばされないように)車庫の中に入れてね」
29日午前11時の時点で島根県全域に強風・波浪・雷の注意報が、鳥取県には雷注意報が発表されています。
一方、島根県出雲市の出雲空港では台風10号の影響で出雲発着の福岡便が欠航に。そのほかの便は通常通りの運航となったものの、早めの便に変更した人の姿などが見られました。
出雲空港から名古屋へ行く人
「(元々は)きょうの午後を予約してたんですけど、どうかなと不安になったので少しでも早く行ければなと思って時間を変えてみました」
東京へ行く人
「(東京へ)行けても帰れるかなっていう心配はまだあります」
飛行機はこの後の気象状況次第で欠航や遅延の可能性があるため、最新の運航状況についてはホームページなどで確認が必要です。
強い台風10号は、29日午前8時ごろ鹿児島県に上陸しました。1時間に15キロで北に進んでいるとみられます。30日朝6時までの24時間に降る雨の量は、山陰地方の多いところで120ミリと予想されています。