冬なのに見頃!? 夏の代表的な花「ヒマワリ」 英語では「サンフラワー」と呼ばれているが…実は冬でも咲く花だった!
鳥取県琴浦町でヒマワリが季節外れの花を咲かせています。ヒマワリといえば、夏の花。なぜこの時期に花を咲かせたのでしょうか。
琴浦町役場の隣にある敷地では、冷たい空気の中、鮮やかな黄色のヒマワリが咲き誇っています。季節外れのヒマワリは、「琴浦町農業青年会議」のメンバーが平和への祈りを込め、約80アールの耕作放棄地を活用して種をまいたものです。
ヒマワリは漢字で書くと「向日葵」。英語では「サンフラワー」、フランス語でも太陽を意味する「ソレイユ」と呼ばれ、さまざまな地域で太陽と深く結びつけらています。
実はこのヒマワリ、寒くても霜さえ降りなければ、しっかり咲くのだそうです。鳥取県にある日本最大のフラワーパーク「とっとり花回廊」によりますと、種類にもよりますが、多くの種類で種を植えてから45~90日で開花するため、10月ごろに植えれば、最低気温が10℃を下回る12月でも花が見られるということです。とっとり花回廊でも11月には、8月下旬に種をまいたヒマワリが花を咲かせていました。
琴浦町のヒマワリは去年、雪が降る中でも咲いたことがあるということです。鳥取県では週末にかけて平地でも初雪となる可能性があります。まだつぼみの状態の花もあるため、条件さえ整えば、ことしも白い雪とのコントラストを楽しめるかもしれません。