三菱UFJ銀行の貸金庫から金塊を盗んだとして逮捕された元行員の女が、金塊を「自分のデスクの引き出しの中にいれていた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

警視庁によりますと、三菱UFJ銀行の元行員、今村由香理容疑者は去年、2人の男性客が貸金庫に預けていた金塊およそ20キロ、時価総額2億6000万円相当を盗んだ疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、今村容疑者が支店の営業時間中にも、貸金庫から金塊を持ち出したとみられることや、金塊について、「自分のデスクの引き出しの中にいれていた」という趣旨の供述をしていることが分かりました。

金塊に布などをかぶせて持ち運び、自身のデスクで保管したうえで、退社する際に持ち出して、質店などに持ち込んでいたとみられています。

警視庁は、FX投資や競馬で負債を抱えて、犯行に及んだとみて調べています。