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【解説】“違法モペット”取り締まり難しい現状 販売方法にも課題が…

2025年1月16日 6:12
【解説】“違法モペット”取り締まり難しい現状 販売方法にも課題が…

ペダル付きの原付バイク、「モペット」と呼ばれる乗り物で男性に大けがをさせたなどとして、大学生の男2人が逮捕されました。モペットは「原付バイク」ですが、ナンバープレートが付いていないなど、違法なものの取り締まりが難しい現状があります。モペットはナンバーが付いていないと違法となります。

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警視庁などによると、「モペット」か「自転車」かを、見た目で確実に判断するのが難しいといいます。そのため、声かけをして止まってもらい、車輪が自動で回転するのか、スロットルが付いているのかなど確認の必要があり、取り締まりに時間がかかってしまうということです。

さらに、指摘されているのが販売の方法です。

インターネットで買おうとすると「フル電動自転車」などと紹介されることも多く、一見「自転車」かとも思ってしまいます。一方で、「公道で走るには…ナンバープレートの表示」など、大事な注意書きが小さいものもあります。

こうした問題から警察庁はガイドラインをまとめていて、販売業者に対して「運転免許証の確認の徹底」や「自賠責保険に加入する必要があることの周知」などを求めています。モペットなどの安心安全な普及を目指す業界団体は「販売者がガイドラインを守って、購入者に正しく『モペットだ』と伝えることが重要」と話します。

藤井キャスター
「かしゆかさん、モペットを見かけたことはありますか?」

かしゆか(Perfume・『news zero』水曜パートナー)
「たぶん街中で見かけているとは思いますが、電動アシスト自転車との見分けがついていなかったです」

「販売のガイドラインもあるようですが、買う人のチェックもしきれないと思うので、世の中に出回っている以上、早くルールや違いを周知してほしいと思います」

「私は車を運転することが多いのですが、モペットが横から急に入ってくるととても怖くて、交通ルールを対面で講習することも必要じゃないかと思いました」

(1月15日放送『news zero』より)

最終更新日:2025年1月16日 6:12