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警報発令中 感染者が増加中の「溶連菌」 その現状と対策方法とは? 鳥取県

2024年3月29日 16:48
警報発令中 感染者が増加中の「溶連菌」 その現状と対策方法とは? 鳥取県

特にいま鳥取県で増えているのが「溶連菌」の感染者です。その現状や対策を取材しました。

鎖がつながっているように見える細菌。A群溶結性連鎖球菌、通称「溶連菌」です。発症すると、主に真っ赤な粒が舌全体に広がった「いちご舌」や、手足に発疹といった症状が現れます。

こちらは2月から3月にかけて山陰地方の感染者数を現したグラフ。島根県は比較的感染者が少ないですが、鳥取県は増えたり、減ったりを繰り返しているものの、高い数字を維持しており3月29日現在、警報が出されています。一体なぜいま感染者が増えているのでしょうか。鳥取市のクリニックを訪ねてみるとー。

よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「菌やウイルスの変化、それから地球環境の変化、このへんがあいまって感染が出ることになるのかなと思っています」

吉田医師によると、さまざまな環境の変化により、細菌の感染力自体が高くなってきていることが考えられるといいます。では、具体的な対策はー。

よしだ内科医院 吉田眞人 院長
「手洗い、それからうがい。それからマスク、こういうようなことは基本線として考えていかないといけないんじゃないでしょうか」

感染経路は主に皮膚のため、とにかく菌に触れないことが予防へとつながるとのこと。気づかぬうちに感染してしまうこともある「溶連菌」。改めて感染症への対策を心がける必要があります。