山陰各地で大雨警報 島根県の多くの地点で降水量が11月の観測史上最大に 気象台が警戒呼びかけ
11月2日の山陰地方は、低気圧や前線の影響で大気の状態が不安定となり、各地で大雨警報が発表されています。気象台が土砂災害や河川の増水などに警戒を呼びかけています。
大雨警報は2日午前11時40分時点で、島根県の東部と西部、鳥取県全域に発表されています。
島根県では、ほとんどの観測地点で24時間降水量が100ミリを超え11月の観測史上最大となっています。雲南市と吉賀町では警戒レベル4相当の「土砂災害警戒情報」が発表されているほか、島根県の江の川下流では、昼ごろまでに氾濫危険水位に到達する予想で、「避難指示」発令の目安である警戒レベル4相当となる可能性があります。
また大雨により、JR西日本の特急列車、普通列車、一畑電車で全線が運転取りやめ、山陰道、中国道の一部が全面通行止めとなるなど、交通にも影響が出ています。
山陰地方はこのあとも昼過ぎにかけて雨が続くとみられ、1時間降水量は多いところで40ミリと予想されています。